
今日は私の家族写真の原点のお話をします。
私の家族写真の原点は父が残してくれた家族写真です。
上の写真は私が1歳の頃の写真。
私の家族は父が記録係でした。
生まれた時から成長していく過程をたくさん撮ってくれました。
特別な日はもちろん、公園で遊んでいる様子や、家で上半身裸になって絵の具で絵を描いている姿、保育園から帰ってきてアンパンマンを見ている日常もとにかくたくさん撮ってもらいました。
私が子供の頃はフイルムの時代でしたので、父に連れられて写真屋さんに行き、数日後、現像した写真を受け取って家で写真を楽しんだことも今となっては良い思い出です^^
妹も私もアルバムに入れてくれた写真を見るのが好きで、どちらか一人がアルバムを開くともう一人もアルバムを出してきて、時間を忘れて思い出に浸りながら楽しかった「あの日」の話をすることが多々ありました。

↑こんなにたくさんの写真を残してくれました。
ポケット式のアルバム100冊以上はあるのではないでしょうか。
父が撮影係なので写真に写っているのは母と私と妹ですが、父が写っていなくてもその時の父親の愛情や気持ちはしっかりと写真に写っていると感じるのです。不思議ですよね。
「母と妹と私の姿+父の気持ち」が写って「我が家の家族写真」という感じでした^^
もちろん、屋外で撮影するときは近くにいる方にお願いして家族全員を写してもらう事もあるのですが、そんな時、私たち家族はよそ行きの顔。笑
いつもの家族らしい写真が撮れないのです。
そういう写真はあまり思い出話が出てこないんですよね。
ちなみに、うちの父親は写真を撮るときに「笑顔になってもらおう!」「カメラ目線の写真を撮ろう!」という雰囲気は一切出しません。
「ここに立ってー」「笑ってー」「こっち向いてー」という声掛けはなく、自由に写らせてくれます。
カメラを構えていても普段と同じように会話をして、まばたきする感覚でシャッターを切っているようでした。
私はそんな父の撮影スタイルが大好きでした。
ですので、私も仕事で家族写真を撮るときには「いつものご家族の姿」を出していただけるような雰囲気作りに力を入れています。

↑上のアルバムにはメモ帳に書いた言葉も入れられていました。
そこにはその日の出来事が目に浮かぶように書かれ、父親の気持ちも書かれていました。
これが私の家族写真の原点です。
今、私は家族写真のカメラマンとしてたくさんのご家族を撮影させていただいています。
10年後、20年後もご家族で写真を見ながらみんなで過ごした「あの日」のエピソードを語っていただいたり、ご家族のぬくもりを感じていただけたらなと思っています。
そんな写真を残していけるようこれからも心を込めて撮影させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました♡
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