明日より「神島塾八期生展」が開催されます。
今回は写真展にお越しいただく前に作品への思いを綴りたいと思います。
ご覧いただく際の参考にしていただけますと幸いです。
神島塾に入塾することができたら「家族の日常」を作品にしたい!
そんなことを考えていました。
そのきっかけとなったのが仕事で撮影している家族写真です。
カメラマンを始めた当初、ご要望の多かった写真はいわゆる「映え写真」。
もちろんご家族揃ってカメラ目線の笑顔の写真は必ず撮りたいと思いますし、見返した時に良い気持ちになる写真だと思います。
しかし、私の撮りたい写真はそれだけではありません。
1枚の写真からたくさんのエピソードが語られる写真こそ宝物になるのではないかと感じているからです。
現実の姿を受け止めて「ありのままで素敵なんだよ!価値があるんだよ!」ということを伝えられるようなカメラマンになりたい。家族の日常写真を撮影することでそれを伝えられたらと思いながら作品作りをしてきました。
神島塾では父と夫の日常をテーマに作品作りをしました。
数年前から夫をはじめ、妹家族や両親、身近な家族の日常を撮影するようになりました。
撮った写真を見返していると「父と夫の日常が似ている!」ということに気付きました。
作品展ではこの二人を対比するような形で展示します。
二人の似ているようでどこか違う姿を楽しんでいただけますと幸いです。
そして、作品を見て「ありのままの姿で素晴らしいんだ!価値があるんだ!」と感じていただけますと幸いです。
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写真を撮る、選択する、組む、その⼀連の創作活動を幾度となく繰り返し、⾃分の世界をひたむきに表現する。 写真表現については、じっくり時間をかけてディスカッションし、切磋琢磨しながら、ともに成⻑してきました。 ご来場の皆様と、私たちの「写真のことだけを考えた8ヶ⽉」の世界、そして写真の楽しさを共有できれば幸いです。 皆様のご来場を⼼よりお待ちしています。
写真のことだけを考えた8ヶ月
「神島塾八期生展」
2023年10月17日(木)〜22日(日)
11:00〜18:00(最終日は17時まで)
ピクトリコ ショップ&ギャラリー(最寄:両国駅)
私は10/19(木)、10/21(土)に在廊予定です。
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