おはようございます^^
今日は幼児期のお子様についての記事です♪
私は今、託児所で幼児さん(4・5・6歳)のクラスの先生のお手伝いをしています。
幼児期の子供を持つ友人知人からはよく子供の叱り方がわからないと質問を受けます。
難しい問題ですよね!!
子供の叱り方をどうしたら良いんだろう…
と悩まれている親御さんに少しでもお役に立てたらと思い、今回の記事にまとめてみました。
ご覧いただけましたら幸いです♡
《子供を叱らないといけない理由》
子供の間違っていることを改善し、正しい行動に導くためです。
・人を傷つけないようにする
・危険な行動を防ぐ
・社会のルールを学ぶ
・わがままを通させない
大人は当たり前のことでも一つずつ子供に教育する必要があります。
特に子供の怪我や命を守るために叱る行為は必要です。
ダメなものはダメと必ず伝えるようにしましょう。
子供が心を改めた時には褒めること・認めてあげることを忘れないでくださいね♪
《叱ると怒るの違い》
叱る
相手を思い、間違いを正すために指導すること。
怒る
感情をあらわにし、苛立ちをぶつけること。
《上手な子供の叱り方》
①子供の目をしっかりと見る
子供を叱る時にはしゃがんで目線を低くして、子供と目線の高さを合わせて叱るようにしてください。
大人が頭から上より話しかけると威圧感を感じてしまいます。
他のことをしながら怒っても子供には響かず、ただ親の機嫌が悪いだけだと感じてしまいます。
また、叱る環境作りも重要です。
他の人や動くものが子供の視界に入ると子供はそちらに集中して叱っている内容が頭に入ってきません。
室内でしたら親御さんが壁に背を向け、子供は壁しか見えない環境を作ってあげましょう。
それだけでも子供は話を集中して聞いてくれます。
②叱る理由を教える
子供はなぜ叱られたか理解していない可能性があります。
理由が説明されないまま叱られることに子供は納得ができません。
忙しい時でも叱る理由を説明してあげてください。
小さな子供でも言い聞かせれば理解してくれます。
子供も叱る理由に納得すると成長や改善が見られます。
NG例
「もっと怒るからね」
「お化けが来るよ」
「お父さんにいうよ」
→その場限りの叱り方になってしまいます。
そのうち子供が怖さを克服して、効果がなくなってしまいます。
また、叱られている理由がわからないと同じ間違いを起こしてしまうでしょう。
③改善したら褒める
子供が叱ったことを改めた場合は必ず褒めてあげてください。
毎回叱られてばかりだと子供も反発してしまいます。
褒め方も重要です。
例えば、いつもおもちゃを独り占めしてしまう子がお友達におもちゃを譲ってあげた時は
「お利口さんだったね」
よりも
「お友達におもちゃを貸してあげて偉かったね」
など、具体的に共感してあげてください。
また、失敗しても努力した過程も褒めてあげましょう。
子供が改善しようとする努力があれば認めてあげることで次につながります。
《NGな子供の叱り方》
①感情的になって怒る
大きな声で叱る行為はやめましょう。
“叱る”と“怒る”は意味合いが違います。
感情的に大きな声で怒鳴る行為は、自分が腹を立てていることを伝えているだけです。
叱るという行為は、子供を良い方向に導かなければいけません。
怒鳴ってしまうと、威圧的な態度に子供は萎縮してしまいます。
言うことを聞くどころか逆効果です。
その結果、親の機嫌を伺うようになってしまう可能性があります。
しかし、大人である親でも感情的になることはあるでしょう。
子供に感情的になりそうな場合は、一旦気持ちを落ち着かせてから話をしてみてください。
そして、もし感情的になってしまった場合は子供に謝りましょう。
素直に親が謝ることは、子供との信頼関係を築くために重要です。
②人と比べたり人格否定する
他の子と比較する叱り方はデメリットしかありません。
「自分は人よりも劣っている」
「どうせ自分はダメな人間だ」
という感情でいっぱいになります。
しつけではなく子供の劣等感を育ててしまうのです。
また、他人との比較は大人になっても影響します。
自己肯定感が低くなったり、何事にも諦めがちになる可能性があります。
そのため、過去の自分と比較して褒めてあげるのがおすすめです。
子供が以前できなかったことと比較するようにしましょう。
③しつけで叩く
しつけでの体罰はデメリットしかありません。
軽く叩く行為もしつけには必要ないものです。
また、子供は叩かれた恐怖の記憶が残ってしまいます。
子供を叩くと脳が萎縮してしまうというデータもあり、しつけで叩いてしまう人は注意が必要です。
しかし、場合によっては衝動的に叩いてしまう可能性もあるでしょう。
そのため「しつけで叩く必要性はない」と常に心に決めておくことが肝心です。
日頃から自分に言い聞かせておけば冷静に対処できます。
《幼児(4・5・6歳)の叱り方のコツ》
幼児期は”叱る理由”をしっかり説明しましょう。
幼児期の子供は、親の言っている言葉がちゃんと理解できます。
「こういう事をしたら相手が傷つくよ」という風に、具体的に説明することが重要です。
そして、何でも自分でやりたいという自我が芽生える時期です。
すぐに叱ってしまうのではなく、色んな選択肢や考え方を伝えていきましょう。
ここからは私の体験談です。
託児所で幼児クラスの保育補助をしている中で学んだ体験です。
例えば、託児所のお部屋の中で走り回っている子がいたとします。
年少さん
叱られている理由を説明します。
「お部屋の中で走ってはいけません!!」
「お部屋の中で走るとお友達にぶつかって怪我をさせてしまうでしょ。」
「だから走るのはやめましょう!」
年長さん
自分で叱られている原因を考えてもらいます。
「お部屋の中では走ってはいけません!!」
「○○くんがお部屋の中で走ってたらどうなる?」
(年少さんが叱られているのを聞いているので大体の子供が理由を答えられます。)
「そうしたらどうやって遊べばいい??」
(自分で考えて出した答えなので走るのはやめて自分が正しいと思った遊び方を始めます。)
・年中さんはその子の成長過程を見ながら、叱っている理由を説明するか叱られている原因を考えてもらうかを決めています。
・年長さんで叱られている原因が考え出せない子には理由を説明してあげましょう。
・子供は叱られたことをすぐに忘れて同じことをしてしまうことがあります。その時は感情的にならず、根気強く同じように叱ってください。
今回参考にしたのはこちら↓
https://bsc-int.co.jp/media/camp-nature/child-raising/1441/
https://www.hoikunohikidashi.jp/?p=16762231
コメントをお書きください